こんばんは、きなこです。
昨日の日曜日は、そらちゃんと一緒に部屋で過ごしていました。
私はゲームをしていて、そらちゃんは隣でのんびりしていました。
窓から日が入って、開けていた窓の隙間から、ときどき風が通ります。
少し前までなら暑かった場所も、今は座っているとちょうどいいです。
コントローラーを持つ手にも日が当たっていて、私は座り直しました。
……ちょっとだけ、まぶたが重いです。
目を休めているだけです
きなこ、眠いの?
眠くないもん。ちょっと目を休めてるだけ。
ゲームしながら?
うん。
画面、見えてる?
……今は見えてる。
今は、なんだ。
私は少し姿勢を起こして、画面を見ました。
まだ遊びたいところです。
続きも気になるし、せっかくの日曜日なので、もう少し進めたい。
そう思って操作を再開したのですが、しばらくすると、また背中がソファへ戻っていきます。
眠いなら寝たら。
まだ遊びたい。
うん。それは分かった。
分かってくれた。
眠そうなのも分かった。
……そっちは、分からなくてよかったです。
一度だけゲームを止めました。
遊ぶのをやめたわけではありません。少し座り直すためです。
ピンクのコントローラーを膝に置くと、何も押さなくてよくなった分だけ、体の力が抜けました。
起こしてもらう予定でした
そらちゃんは隣で、私が止めた画面を眺めています。
私ほどソファに沈んではいませんが、さっきより少し、ゆったり座っていました。
そらちゃん、眠くない?
今は、そんなに。
そらちゃんまで寝ちゃったら、誰が私を起こすの〜?
最初から起こす約束なんてしてない。
……そうだったっけ。
してないよ。
じゃあ、今から。
何時に?
……少ししたら。
それじゃ分からない。
何時、と言われると困ります。
そんなに長く寝るつもりはないので、少ししたらで十分な気がするのですが。
そらちゃんは小さく息をついて、背もたれに寄りかかりました。
しばらく、二人とも何も言いませんでした。
風が入ってきて、カーテンが少し動きます。
私はコントローラーをソファの脇へ置きました。落としたら困るので。
隣を見ると、そらちゃんのまばたきも、少しゆっくりになっています。
……そらちゃんも、目を休めてる?
少しだけ。
私と同じだ。
……そうかもね。
そらちゃんの返事を聞いて、私はまた前を向きました。
ゲームは一時停止のままです。
もう少ししたら再開しようと思っていたのですが、次に画面を見るまで、少し間が空きました。

そらちゃんも寝てたでしょ
目を開けると、窓から入る光の場所が変わっていました。
さっきまで膝の近くにあった日差しが、少し離れています。
私は時計を見ました。
……思っていたより、時間が過ぎています。
ああっ! ゲームする時間が減っちゃった!
……よく寝てたね。
そらちゃんも寝てたでしょ!
うん。
そこは認めるんだ。
寝てたから。
そらちゃんも、まだ少し眠そうです。
いつもみたいな返事なのに、声だけは普段よりゆっくりでした。
起こしてくれてもよかったのに。
約束してないよ。
それは、そうなんだけど。
きなこも私を起こしてない。
……寝てたから。
私も。
それを言われると、何も言えません。
私は背伸びをして、脇に置いたコントローラーを取りました。
画面の中は、さっき止めたところのままです。
私たちが寝ている間、ゲームの方はちゃんと待っていてくれました。
じゃあ、続きやろう。
もう眠くない?
今度は本当に。
さっきも言ってたね。
今回は、目も休まったので。
そらちゃんが小さく笑いました。
予定より遊ぶ時間は短くなったけれど、二人で座り直して、止めていたところから再開します。
昨日の午後は、ゲームをして、少し眠って、またゲーム。
……そらちゃんまで寝るのは、ちょっと予定外でした。




