こんばんは、きなこです。
夜、ゲームをしていると、そらちゃんがマグカップを持ってきました。
机の端に置かれると、画面の横で湯気がゆっくり上がっています。
温かいの、飲む?
飲む。ありがとう。
今、手を離せる?
……もう少し。
じゃあ、ここに置くね。
返事はしたけれど、両手はコントローラーに残ったまま。
飲み物が気になる。
でも、今ちょうどゲームの途中です。
ゲームの区切りと、飲み頃の区切り
もう少しだけ進めてから、一度手を止めました。
カップを持つと、手のひらまで温かいです。
すぐに飲もうとして、いったん口元から離しました。
まだ熱い。
ゆっくりでいいよ。
ゲームをしてた分、ちょうどよくなってるかと思った。
そんなに待ってないでしょ。
そうだった。
ゲームの中ではいろいろ進んだ気がするのに、飲み物はまだしっかり熱いままです。
カップを机へ戻して、今度は少しだけ待つことにしました。
そらちゃんも自分のカップを持って、そばに座りました。

秋の夜に、少しだけ休憩
画面は止まったまま。
その横で、二人分の湯気だけが動いています。
普段はコーラを飲むことが多いけれど、今夜はこの温かさもちょうどいいです。
手も温まるね。
ずっとコントローラー持ってたから?
それもあるかも。
少し休めば。
今、休んでる。
うん。今はね。
そらちゃんが一口飲んだので、私ももう一度試しました。
今度は、ゆっくりなら飲めます。
少しずつ飲みながら、さっきのゲームの続きを考えました。
でも、コントローラーにはまだ手を伸ばしません。
カップを置いたら、続きを少し
このあともやるの?
うん。もう少し。
さっきも聞いた気がする。
今度は、休憩のあとのもう少し。
……そう。
カップを置いて、またコントローラーを持ちました。
画面が動き始めると、さっき止めたところから続きます。
そらちゃんは隣で、まだゆっくり飲んでいました。
秋の夜になったから、遊び方が急に変わるわけではありません。
ただ、ゲームの途中に温かいカップが来て、いつもより少し長く手を止めました。
今日は、そんな休憩のある夜でした。




