こんばんは、きなこです。
少しずつ夜が涼しくなってきました。
ゲームを始める前、いつものように冷蔵庫からコーラを出そうとしたら、そらちゃんに「今日は温かいものにしたら?」と言われました。
でも、ゲームのお供といえばコーラです。季節が変わったくらいで、簡単に変えるつもりはありませんでした。
ゲームのお供は、一年中コーラです
ゲームを始める前に、コーラを持ってきます。
今日は冷えるよ。温かいものにしたら?
ゲームのお供は、一年中コーラです。
手、冷たくなってるけど。
これはコントローラーを持っていたから。
じゃあ私は、ホットココアにする。
……ココア?
飲みたいの?
まだ何も言ってないよ。
そらちゃんが台所へ行くと、しばらくして甘い香りがしてきました。
温めたミルクとココアの香りは、涼しい夜には少し反則だと思います。
私はコーラのふたを開けたまま、そらちゃんのカップを何度も見てしまいました。
ひと口だけのつもりでした
ひと口だけもらっていい?
自分の分も作ろうか?
そこまでではないかな。味見だけ。
どうぞ。熱いから気をつけてね。
うん。……おいしい。
温かいでしょ。
確認のために、もうひと口だけ。
何を確認するの?
さっきは少し熱かったから、ちょうどいい温度も知っておこうと思って。
そう。
あとひと口だけ。
さっきから三回目の味見だよ。
毎回、温度が違うから。
もう半分なくなってる。
味見を重ねていたら、そらちゃんのカップはずいぶん軽くなっていました。
一方で、私のコーラはほとんど減っていません。冷たいボトルを持つより、温かいカップを両手で包みたくなる夜でした。
コーラは明日にします
そらちゃん、もう一杯作ろうか?
きなこの分をね。
私はコーラがあるから。
そのコーラ、ずっと置いたままだよ。
ホットココアを飲んでから、コーラに戻る予定でした。
戻れそう?
……今日は、ココアの日にしてもいいかもしれない。
最初から自分の分を作ればよかったね。
そらちゃんのカップで味を確認する必要がありました。
私の分、ほとんど残ってないけど。
責任を持って、次は私が二人分作ります。
牛乳を温めるところから見てるね。
そこはそらちゃんにお願いしたいです。
やっぱり私が作るんだ。
結局、そらちゃんがもう一度ホットココアを作ってくれました。
今度は最初から私のカップです。両手で持つとじんわり温かくて、ゲームを始める前なのに少し眠くなりました。
冷蔵庫から出したコーラは、そっと戻しておきました。
明日はコーラに戻ります。
好きにして。
でも、今日より寒かったらココアも候補に入れます。
じゃあ最初から二人分作るね。
味見は必要だから、そらちゃんのも少しください。
自分のを飲んで。
はい。
いつもの飲み物を変えるつもりはなかったのに、今日はホットココアに負けました。
秋の夜に温かいものがおいしく感じることを、少しずつ認めていこうと思います。




